インプラスの防音効果
騒音が気になったり静かな環境作りのために内窓を取り付けると効果があると知って、その多くの方が「内窓=インプラス」からスタートしているかと思います。インプラスの防音効果はカタログによると40db静かになると書いてあって、イメージでは外の音も大きな声も気にならないと書いてありますが、実際にはここまで満足度は高くありません。
その理由は簡単な構造が故に、ぴったり閉まる効果が弱いので様々な音の高音域が消えない為です。
高音域が気になった状態というのは、音が小さくなったというトータル的な感覚よりも、「まだ聞こえるような気がする」という感覚が勝るので、より感覚が敏感になって満足度は低くなります。
インプラスの断熱効果
インプラスの断熱効果は窓が2重になって外の窓との間に空気層ができることによる効果がそのほとんどです。樹脂フレームの断熱性の高さやペアガラスの断熱性能の高さがすごいと書いてありますが、実際には異なって、空気層と窓がぴったり閉まる事による冷たい空気を抑える事がほとんどなので、断熱効果はまずまずと言えるでしょう。
しかし、ぴったり閉まる力が弱いので壁などと比べると隙間がある為に流れ込む冷気が存在していて、満足度はここもまずまずといったところです。
窓を2重にしても外の冷たい空気は気圧の関係で入ってこようとするので、インプラスの隙間は命取りとなります。付けるのであれば戸建て住宅限定となるでしょう。
インプラスは後悔します
音というのは見えないものなのでとても難しいです。
例えるならばテレビのスピーカーもそうですが、カタログにはどれも「臨場感のあるすばらしい音です」と書いてあるものです。
しかし、実際に聞いてみると違いがあるように、防音する為に付ける内窓もどれもこれも40db静かになると書いてありますが、必ず満足度に大きな差が生まれます。
インプラスのようなDIYでも設置できるほど簡単な商品は、どんな音でも40db静かにできる訳ではなく、強い音は下手すると全く消えないほど窓が軽いのでカタログの数値を単純に参考にして選ぶのは、防音対策目的の場合には危険です。
音は環境によって異なるので、このあたりの専門的な知識がある専門家に頼む事が何より重要で、その専門家とは窓屋ではないという事もできます。
お困りの状態で商品を選ぶ
音には消えやすい音と消えにくい音があります。
耳で聞くと同じような音の大きさに聞こえたとしても、音の強弱とは実は無関係なのです。強い音とは音が分厚くて重い音で、周波数のバランスに特徴があります。その音の違いを把握しないでインプラスを付けた方のほとんどが、「あまり効果がない」と感じたお客様が、「もっと効果がある内窓はないか?」と次のお悩みに繋がったりします。
お困りの音の種類によって、インプラス一択ではなく静かにする為にキチンとした内窓を選ぶ必要があります。
他の商品は高い?
インプラスは全国の様々な店舗で売っているので、知名度が高い事は優れていると思います。インプラスの価格は仕様によって異なり、同じサイズの窓であっても最小のものから最も高価な仕様に変更すると3倍以上に価格が上がります。
これは他のメーカーでも同じような事が言えますが、内窓の価格とは組み合わせるガラスによって大きく価格が変わるのが特徴です。
そして、防音の為に組み合わせるガラスとしては、正直なところ、インプラスには防音的に中級以下のものしか設定が無く、枠の強度が高くないので、壁のように防音効果が高いガラスは組み合わせる事ができません。ですから、違うメーカーの内窓を選び、強い音にも対抗できるようなガラスの場合にはインプラスより高価になることもありますが、当然、防音効果も高いので、満足度がかけた費用よりも上回ることでしょう。
補助金を活用して住まいに合った窓リフォームをする
内窓を付けるということは、住まいの断熱性能が上がり機密性能も上がると防音効果もそれに見合った分上がってくるという特徴があります。
現在、国や地方自治体で行われている補助金を使うと、省エネ性が上がるのと同時に製品によって異なりますが、防音効果も上がりますので、防音にも補助金が生かせると考えられます。
みなさまがお望みの防音効果を得る為に、防音的に満足の高い品物を選ぶことが必須になりますが、防音性と断熱性を両立するようなガラスと内窓を選ぶと、高い満足度が得られるので併用する事がおすすめです。
インプラスの予算で考えていたとしても、当然防音の満足度が得られなければ、がっかりなリフォームになってしまいます。補助金を併用すれば内窓プラストのような防音に満足できる窓も購入しやすいと思いますのでご相談ください。
丸正屋は防音内窓の実績多数
丸正屋では音を研究し、建物を研究し、様々な状況の音に対して効果が出るラインを見極めてきました。これはどういう事かというとインプラスのカタログに書いてあるような「40db静かになる」という曖昧すぎる表現ではなく、それぞれの環境や音の強弱に合った正しい認識と選択でほとんどのお客様の満足できる内窓を設置させていただいているという事です。
そして他の窓業者さんと違うのは音に対して正しい知識と認識があります。そしてその音を消すのに、どの商品が必要なのかという事と、どのガラスを組み合わせればお客様の満足できるラインに到達するのかわかるので、面白い事例としてはインプラスやプラマードU から内窓プラストへの付け替え実績が多数ある事、取り付けの制度にこだわると内窓プラストから同じ内窓プラストへ付け替えを行う事によって、お客様が大満足されたという実例もあります。
丸正屋は窓の専門店でありながら、周りとは一線を画す「防音の専門家」ですので期待してご相談ください。
最大の効果を得るための業者選び
ピアノの音漏れを無くす為に内窓を選ぶ事、そして高機密な内窓を選ぶ事となりましたが、一番重要なのはここからです。どんなに素晴らしい内窓を選んだとしても最高な施工がなされなければ満足度は下がりますし、同じ最高な内窓を付けても間取りや環境によって満足度が変わってくる為、建物や間取りそして設置後、どのくらいの状況になるのかをきっちり説明してくれる人と巡り会う必要があります。
同じ内窓をつけたとしてもその性能がどこまで発揮されるかはお願いした工事店の説明通りにしかならないので、業者選びがとにかく大事です。 私たちは今回のピアノの音で言うならば、その実体験を知識をして得たものとの相対関係で感じているので、最後に聞こえる音がどの程度のものなのかという事を正しい認識として得られないとやはりどんな事も不安が残るものです。
ここの文章に書いてある程度のことは最低説明してくれて、あなたか期待できるなと感じた業者に工事を依頼してください。 同じような工事をしても満足度は工事をする前からイメージできるものです。
インプラスの価格をベースに窓の防音対策をご検討のお客様へまとめ
防音を目的として内窓を付ける場合に、みなさまそれぞれに「このぐらいになれば」というラインが絶対にあります。一つ確実に言える事はインプラスのカタログに書いてある「40db」という防音性能が、そのラインと同じ基準で判断が出来ないという事です。
インプラスの機密性では、お客様が満足できる高音域が消えないので、よほど弱い音でなければ満足していただける環境にはできないと思います。インプラスを切っ掛けとして補助金を活用し、私たちの経験豊富な防音の知識を組み合わせると、できる限り予算を抑えながら効果の高い防音を実現する事ができるので、理想の環境を目指して丸正屋へご相談ください。
内窓の防音を考えた時にヒントになるポイントを集めました