防音内窓の失敗事例と解決策

ガラス修理専門店丸正屋
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インプラスを付けて防音効果を感じられない

音に悩んでいるとご相談をいただく中で、状況をお伺いすると「もうすでに窓は二重になっている」というお客様は本当に多いです。より詳しく話をお伺いしていくと、その窓は樹脂製でインプラスだと判明する事もかなり多いのです。その時にお客さまは「この2重窓を閉めても、ほとんど音が変わらないんです」と訴えられます。

今、防音のためにインプラスを検討している方にとっては、この文章は驚愕される話だと思います。

音というのは当たり前ですが、隙間があれば漏れるのです。そして、音の振動に共振してしまえば、音は伝わるのです。
つまりこの事例で「なぜ防音効果を感じられないのか?」は、インプラスがその音に負けていると言えます。

インプラスのカタログ表記

インプラスで防音効果を感じられない場合のチェックポイントと解決策

このような場合に、お客様はこの状況のまま、どうにか工夫して静かにならないかと仰いますが、これはインプラスの根本的な弱点なので改善する事ができません。

例えガラスの種類を変えたとしても、そこで改善する音よりも高い音が隙間から伝わってしまっては、ガラスを変えた効果を耳で体験する事もできないのです。
ここは限界だと考えてください。

解決策としてはインプラスよりも高い次元で防音効果を得られる商品に取り替えする必要があります。

プラマードUを付けて防音効果を感じられない

ここもインプラスと同じような事例がたくさんあります。先日もホームセンターでプラマードUを設置したお客様からお電話を頂いて、先ほど付けてくれた業者が帰ったばかりなんだけれども、思ったより全然効果が無いという相談でした。

設置してくれた業者さんは、プラマードUを開け閉めして「どうですか?変化でましたね」と仰ったようでしたが、そのお客様は首を縦に振る事ができなかったそうです。

その理由は明快で、業者さんか変化と感じられた音の部分とお客様が消したかった音の部分が全く違っていたのです。

お客さまは続けて仰いました。「変化がないとは言わないけれど、私たち的には効果がゼロだ」と強調しました。そして、防音にこだわる丸正屋に辿り着き、「おたくなら」と期待を込めてお問い合わせをいただいた実例のご紹介です。

プラマードUのカタログ表記

プラマードUで防音効果を感じられない場合のチェックポイントと解決策

ここはお客様も仰っていた事ですが、カタログを見て容易に頼みすぎたと仰っていました。そして、現地を訪問した丸正屋の話を聞き、音が消える仕組みにとても納得されておられました。更に、説明から音の太さや重さを理解していただき、後日、内窓プラストに付け替える事によって、あまりの違いに驚き、「今回の事はとても勉強になったが、はじめから丸正屋さんに頼みたかった」と言っていただきました。

どのような状況にも、その音を消すためには「ここまで必要」というラインがあります。

プラストを付けて防音効果を感じられない

これは珍しいケースであると言えるのですが、内窓プラストが付いているのに十分な防音効果が出ないとお悩みになられるお客様がいらっしゃいました。

内窓プラストが取り付けれられた経緯は、概ね2通りで、新築の時に賑やかな場所で防音対策のために付いていたか、または、お客様がリフォームで付けたかのいずれかです。

プラストが付いているのに、防音に悩んでしまうケースは、新築の時から付いていて工期の関係で制度が低く付いてしまったり、誤差や歪みよりも効率を優先して安易に戸車を上げていたりする事による隙間が多い事、これは最も多い事例です。

新築以外であっても、窓枠には誤差や歪みがあるので内窓プラストの施工店であっても制度が低く付いている事もあります。

そして次に満足いかない理由は、コストを優先したガラス選びです。

窓のおよそ9割がガラスの面積なので、ガラスの防音効果と入ってくる音の強さがマッチしないと、ドアをノックしたかのようにガラスが震えて音をそのまま通してしまう為です。
やはりここでも、内窓プラストに残る隙間の量と、ガラスの防音効果によって内窓プラストだったとしても最高な状態になるとは言い切れないところが難しい所でもあります。

プラストのカタログ表記

プラストで防音効果を感じられない場合のチェックポイントと解決策

今ある内窓プラストを調整して改善できるのは正直なところ、戸車の調整しかないのはインプラスやプラマードUと全く同じです。どの内窓もそうですが、窓枠に誤差があった場合に「3mmまではそのままで大丈夫」というような猶予があると、その分最高の状態よりも遠ざかっていきます。枠の寸法が理想的でなければ内窓ごと新調する事、逆にガラスの共振で音が伝わってしまっている場合には、ガラスの取り替えで改善できる場合もありますが、やはりここも他の内窓と同じように周波数の高い側が聞き取れますので、簡単に改善できるとは言い切れないところです。

実際に丸正屋に依頼のあった修正依頼

インプラスからプラストに取り替えた事例

すでに付いているインプラスを拝見すると、左右共に2mmから3mm 縦枠が短い事がすぐにわかりました。その理由は明快で、中央部の高さが垂れ下がり4mmほど狭かったのです。ですから閉めた時にレールとの干渉はとても浅く、お客様がずっと訴えていらっしゃった「閉めているのにガバガバする感じ」や「鍵を閉めているのに全体が左右に3mm動く感じ」は、実際のところ全くといって良いほど、お客様が気にしている音には効果がありませんでした。

そして弊社が付け替えさせていただいた内窓プラストは、この上枠の垂れ下がり分を独自の手法で真っ直ぐに直して、更に誤差も補正して付けたので右端から左端まで均一に閉まる状態として完成しました。

閉まり切った状態は、手のひらで耳を塞いだような感じだと仰ってくださったように、音全体が小さく籠り、残った重低音は空気清浄機の音で聞き取る事ができない程の状態になりました。
お客さまは「カタログの表記で選べないね」と仰っていただきました。

インプラスからプラストへの付け替え工事

プラストからプラストへの取り替え事例

東京都荒川区のタワーマンションでの事例です。
中古物件を購入したそのタワーマンションには、内窓プラストが付いていて、約10年間の時間が経っていたようです。

窓の誤差に対して扉の寸法が小さめで、本来上から押さえ込まなければいけない上枠に隙間が生じていて、ぴったり感とは程遠い状態でした。

8mm厚のフロートガラスが嵌っていましたが、外側のアルミサッシで抑え込めていない音の部分が、この8mm厚のガラスに同調して耳につくと訴えるお客様の原因が明確にありました。

枠が小さかった為、窓全体を防音向けのHT型に変更して協力な低音域だった為、約17mm厚の丸正屋最強のガラスに変更した事で、お客様から「電車の音が約半分に感じられるほどだ」と大変喜んでいただけました。

お客様から最後に「相談の時に中村さんが身振り手振りでやっていただいてイメージしていたのと全く同じになって驚いた」と大笑いされていました。

窓の防音は防ぎたい騒音に合わせた商品選びが大切

インプラスやプラマードU、内窓プラストの違いがある事をご説明してきました。そして、組み合わせるガラスによって伝わり方が違う事も説明してきました。

防音に最強の内窓プラストであっても、樹脂フレームの表面を伝わる音はコインシデンスとして存在します。ですから静かな環境を作る為には、今付いている外の窓でどれだけ音を絞れるかを考慮した上で、それに見合った内窓とガラスを選ぶ必要があります。

単純に内窓プラストであれば、どんな音も100%消せる訳ではないところに、難しさと面白さがあるので、環境に合わせた商品選びに、更に磨きをかけていきます。

インプラスのカタログ表記

窓の防音は高い施工技術が必要

内窓は枠にも動く扉にも当たり前ですが、繋ぎ目があります。
この繋ぎ目とは隙間になる要素です。ですから、窓枠を測る時にメジャーだけで測るやり方や、レーザー距離計のようなアバウトな数字を出す機器に頼るなんていう事は論外と言って良いほど隙間を制するとは真逆な事なのです。

インプラスなどの簡単タイプの内窓を、効果が無いと否定している訳ではありません。ただその隙間は静かな環境作りに適していないという事を体験しているお客様がたくさんいらっしゃる事を伝えた上で、内窓プラストは防音に効果が高いですが、そこにも性能差が出るという点が重要と考えています。

機密性能が高い製品だからこそ、取り付けるという施工の部分がとても重要だと言い切れます。

防音内窓の失敗事例と解決策まとめ

音は見えないものなので十分な防音効果を得るには少し難しい部分があるという事ができるでしょう。音には強弱があって、それを消すのに適した商品を選ばないと、効果がほぼゼロに感じてしまう事があります。また、同じ音でも環境によって聞き取りやすい場合もあるので、やはりいろんな音に対して知識があり、専門性の高い業者に相談をしないと、付けても効果が無いというような残念な結果になる事もあります。

防音をする為に業者さんを探す時に、その点に注意しながら満足できる業者を探してください。

ただ見積もりをとって比べるのではなく、目的を明確にして、効果が出るのかどうかに着目するのがポイントです。

 

内窓の防音を考えた時にヒントになるポイントを集めました

 

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