大信工業の内窓プラストについて
内窓プラストのより詳細な情報についてはこちらをクリック住まいの総合的な快適性において、開閉できる窓はそれ以外の壁や天井のような部位に比べて隙間が多く断熱性能的な性能も低いことから、改善する事でその快適性を上げる事ができる最も重要な部位です。
内窓を付けて二重窓になるという事で得られる性能の一番の根底は隙間がなくなる事です。
隙間がなくなると熱の損失を抑え、隙間風を防ぐ事から住まいの防音性能も上がります。つまり内窓にとってどれだけぴったりと閉まるかという気密性能が最も重要なのです。
一見、便利と思われるようなDIYでも設置できるインプラスやプラマードUは気密性能が今付いている窓とあまり変わらないので、その構造で二重窓形式にしても得られる快適性能も十分とは言えません
防音性能のクチコミ評判の高い内窓プラストは気密性能が高い事を物語っており、省エネや快適生活へ向けた窓の改修工事として最適な窓という事ができます。
内窓プラストを設置するメリットデメリット
内窓プラストという製品自体の固有のデメリットは思いつきません。あえて申し上げるのであれば、他メーカーの内窓と比べた場合に設置条件や特色などをあえて優劣をつけた場合にデメリットとも受け取れる要素をご紹介いたします。
デメリット1 他メーカーに比べて取り付けにスペースを取る
他メーカーの内窓は窓枠の奥行きが最小で64mmから70mm程度で設置する事ができます。それに比べて内窓プラストの場合には最低78mm必要なので(KR型を除く)建物の種類や壁の厚みによっては窓枠拡張工事などのオプションの工事が必要になる事があります。
デメリット2 比較した場合にコストが高価である
素材であるPVC樹脂や芯材であるスチール、また断面体積が多い事、高気密にこだわった構造である事がゆえに普及型内窓に比べてコストが掛かっており高価であります。
ただここで気をつけていただきたいのは、内窓フレーム単体としての価格を比べるという点です。
デメリット3 内窓製品色が薄い色に限られる
内窓の素材である硬質PVC樹脂は紫外線に強くありません。濃色の色素を混ぜると紫外線吸収率が高くなり、早期の変色や変形が起きやすく、また紫外線による脆化(ぜいか)といってと展延性や靱性を失いもろく壊れやすくなります。ガラスという比重が重く破損などの危険性を持つ建具としてはフレームの質はとても重要です。内窓プラスとは淡い3色のラインナップとなります。ダーク系の色や濃い木目色などがありません。
メリット1 他メーカーに比べて奥行き約1cmの差が高性能に繋がる
他メーカーに比べて具体的には8mm〜14mm多くスペースが必要なのですが、逆に言うとその分密閉する接触面積が増える事につながっています。
そもそも内窓を設置する為の目的に立ち戻ってみると快適性能のために気密性能を高めたいわけです。
気密性能が高いという事が防音性能も高く断熱性能も高いというところに直結するので、この取り付けスペースを多く取るというデメリットはよく考えるとメリットと受け取る事ができます。
メリット2 10年使う事をイメージしてくださいその価格差は満足度で直ぐに逆転します
内窓プラストとインプラス、プラマードUなどの内窓のコストを比較した場合、同じガラスの組み合わせであれば値段は何倍も違うわけではありません。
ここで注意していただきたいのは特別に防音効果の高いガラスを組み合わせた内窓プラストと安価なガラスを組み合わせた他製品を比べても内窓フレームとしての比較にはなっていないという事です。
内窓を設置した後の生活の質への投資ですので初期投資の差額は密閉性や防音効果、上質な質感の内窓プラストで体感できる価値によって価格差を満足度が上回ってきます。
よってこの価格差も一概にデメリットとは言えないと思います。
メリット3 樹脂サッシとして品質を極めると内窓プラストのカラーラインナップになる
内窓の材質であるPVC樹脂の弱点は紫外線に弱い事、硬度が低い事があります。内窓として設置する素材ではありますが、既存の外窓でカットできる紫外線は一般的に20%程度ですので、内窓の素材としても紫外線に強い事が長年使う製品として必要な性能であります。
また次にPVC樹脂は剛性が低い事が挙げられます。剛性を上げるためには板厚を厚くする必要があり、濃い色を付けたりすると素材的な問題で厚く成形することが困難です。
実際にインプラスやプラマードUのような製品の場合、大きな窓などは開け閉めの際に縦フレームがたわむなどの体感もあり、気密性能や剛性感に疑問が残ります。
内窓プラストに使っている樹脂は剛性も高いので内窓に必要な気密性能であるぴったり閉まった安定感を持たせるのに適切なPVC樹脂であると言えます。
丸正屋で内窓プラストを設置したお客様はほぼ全員満足していただいています
丸正屋でプラストを設置したお客様の声を掲載しております丸正屋では防音対策をはじめ、断熱や窓の結露対策としてなど、様々なご相談を承っております。内窓をご検討されるお客様にとっては、内窓のカタログを並べてカタログに書いてある性能表記でイメージ比較をされると思いますが、実際には質感や剛性感、ぴったり閉まる気密性能はカタログからでは読み取る事ができません。
私たちは年間1000窓以上の施工経験から各メーカーの内窓の特性や構造、気密性能の感覚を体感として得ていますので、ご相談内容や状況によって内窓製品の適切な選択や組み合わせガラスのご提案をさせていただいております。
防音にしても断熱にしても環境的要因も関係することから、すべてのお客様のお住まいに均一な効果が出るわけではないので、そのご提案が満足度を大きく分けると私たちは考えています。
また、内窓をお客様の建物に取り付ける事で内窓が完成し、内窓の性能がそこで発揮されるので、窓枠の誤差や歪み取り付けの精度の高さなどが工事店の技術の差となります。
そのようなお仕事の中で追加のご依頼をいただいたり、お知り合いの方をご紹介いただくようなケースが内窓プラストばかりであるという事からもお客様の満足度や信頼度が高い内窓製品であると感じております。
内窓プラストの設置で後悔しないために
住まいの快適性は私たちが五感で感じるものです。
音、その聞こえ方、寒さ、暑さ、隙間風、開け閉めの感覚など。
感じる感覚は三次元的なものです。内窓を設置する前の段階はカタログや説明から受けるイメージは二次元的であり、まるでどの製品をどの業者に依頼しても同じようなイメージが浮かぶと思います。
しかし、実際に窓枠や建物には幅、高さ、対角線、奥行き方向の誤差などたくさんあるので、カタログに書いてあるような簡単な取り付けの方法ではカタログ通りの性能がでるような完璧に近い状態の設置は難しいのです。
内窓によって得られる快適性能は度重ねになりますが、気密性よくぴったり閉まる事です。したがってそもそも測定誤差を含むようなレーザー測定器やメジャーなどの簡易的な測定器具で測るような採寸方法ではプロフェッショナルな精度の高い工事は期待できません。
私たちはカタログに記載されている理論性能を、実性能として実現できるように取り付け工事で性能を下げないように、内窓工事のプロとして気密性能を高める事に努めています。
内窓プラストのデメリットまとめ
内窓の取り付けをご検討なさるとき、今不満足なのは現状の窓に気密性能が不足しているからなのだと窓をじっくり開閉して現状の窓の問題点をご自身で正しく認識することをおすすめ致します。
そして満足できる窓の状態とはぴったりと締まり気密性能が高く、隙間風が入らない状態です。それは閉まっている時は窓が動かない状態とも言えます。
なぜなら壁から隙間風を体感することは基本的にないからです。内窓は一度設置したら、長年そのお部屋として過ごしてゆく大切な部位です。購入時の価格にこだわるよりも、満足度に焦点を当ててお選びいただきますと結果的に賢い選択となります。