夏場の室内を快適にする内窓
夏場内窓をつけて快適に過ごすポイントをご紹介いたします。 真夏であっても朝起きた状態の室内は日中ほど暑い訳ではありません。断熱性能の高い構造躯体である壁に囲まれた室内というのは、朝の温度はほぼ外気温と同じ状態です。 逆にその時に窓を開けて外の風を流せば、涼しいと感じるような経験をされたことがあると思います。
夏場、室内が不快なほど暑くなってくる原因は、太陽が昇った日射熱です。日射熱のエネルギーはとても強く地面の照り返しもあり屋外はどんどん気温が上がっていきます。その時に室内の温度も比例して上がっていくので、快適に過ごすためにはエアコンが必要なほどの室温になっていきます。
室内の温度が上がる原因は、その多くが窓です。壁や屋根は断熱材が入っているので日射熱を止める効果があり、壁や屋根が熱を抱え込んでくれるので屋内に伝わる熱はさほど多くはありません。これは日傘の様な効果と近いです。 それに比べるとガラスは日射熱を反射する割合が9%ほどしかなく、残りの熱をすべて室内に伝えてしまうので、室内に届いた熱は建物の保温効果もあり、ますます温度が上がるのです。
夏場快適に過ごすには、壁や屋根の断熱性能を逆に利用して直接的に室温が上がる原因を抑え、エアコンなどによって快適にした適温を保温することが最も重要です。 よって、夏に快適に過ごすには窓に最適な断熱や遮熱効果のある内窓を付けることです。
エアコンの買い替えよりも内窓設置が効果大
夏場のムンムンと暑い熱気を和らげて、日中であっても快適にお昼寝をできるような室内にするには、空調設備で室温を適温に調整することが必要です。 今お使いのエアコンの効きが悪く、高い電気代を抑えるためにエアコンの買い替えをご検討する方も多いでしょう。その証拠にシーズンインしてしまってからのエアコン工事の依頼は、毎年とても混み合っていて工事ができるのが秋以降になってしまうというお話をよく耳にします。
エアコンにかかる電気代のメインはコンプレッサーの消費する電気エネルギーです。電気代を抑えて真夏でも快適な温度に保つエアコンは、毎年のように進化して省エネ達成率と呼ばれるような省エネ基準を売り文句にしていたりしますが、今のご時世でもうすでに高効率化されているエアコンを、より省エネタイプに交換しても電気代が半分になるほどの期待はできません。
そこで着目したいのが、出来る限りそのエアコンの快適さを逃さないようにするならば、そちらの方がよっぽど、省エネや快適性能に効果が絶大だという点です。
戸建てとマンションによって異なりますが、間取りや窓の大きさによっては最大夏場のエアコンの涼しさは約54%が窓から逃げているとデータがあるほど、その無駄な部分を抑える事がなによりもの効果となります。 これはわかりやすい事例で言うと、冷蔵庫の扉を開けっ放しにしているのと同じ事が起きているのです。
エアコンの電力というのはロスが少ないほど継続的な電力は低く、温度が上がってしまった場合にそれを快適な温度まで取り戻す電力は、ものすごく電気を使います。 ですから、夏場電気代を抑えて快適に過ごすにはエアコン本体の問題ではなく、お部屋から逃げる熱を抑える事が最も効果が大きいのです。
内窓によって電気代も節約できます
夏場に涼しく快適に過ごすためには、内窓を設置して窓から逃げる熱を抑えるという事が最も効果が大きいとご説明いたしました。ではその効果はどれくらいのものになるのかご説明していきます。
先ほども例に出しました、今まで通りの窓だけではエアコンの熱が逃げてしまうというところを冷蔵庫に例えてご説明いたしましたが、住まいにおいても冷蔵庫と同じくらいの事が起きているとまずイメージしてみてくだい。
新しい冷蔵庫のほとんどは一定時間が過ぎると、「ピーピーピー」と警告音を出して「早く扉を閉めるように」と促したりします。これは一旦冷蔵庫の庫内の冷たさが逃げてしまうと、もともとの設定冷却まで下げるのに最大5倍ほどの電力を使うとに言われています。 これは室内も同じで、従来の大きな窓が何箇所も付いているお部屋などでは、どんなにエアコンにパワーがあっても室内がなかなか冷えてこないという経験をした事があると思います。
熱というのは、高い方から低い方へのみ動きます。よって温かさをキープするのはわりと簡単です。これは住宅の壁の中に入っている断熱材のように一定量のグラスウールがあれば、熱の移動を絶つというのがわりと低いエネルギー量でできるのに対しまして、温まって暑くなってしまった室内を冷やすのには、熱を奪うのに沢山のネルギーが必要となり、夏場のエアコンの電気代はかさむと言われています。 しかしトータル的には、外と中の温度差の大きい冬場、またエアコンの稼働時間の長い冬場が最も電気エネルギーを使う季節と言われています。
夏場、断遮熱効果のある内窓を付けると熱エネルギーの大きな伝わりを抑えることができます。また窓から逃げているエアコンの涼しい風を逃げげにすることで、アイドリングのような低い電気エネルギーでエアコンを稼働させる事ができるので、トータル的なイメージではそのお部屋のエアコンにかかる電気代は大きく抑えられるという省エネが実現できます。
お住まいの大きさや間取りにもよりますが、1居室単位のイメージで言いますと、無駄な電気代は少なくとも3割以上はカットできると言われています。 それによる恩恵は電気代のコスト面だけでなく弱い風量で室温がキープ出来ると言う事は、肌触りの悪いエアコンの冷たい風が肌に当たる事が少なく、居住性も高まり心から心地いいという空間作りができます。
内窓を設置すると防音効果も発揮
私たちは室内にいる時に、とてもリラックスしています。その場所は自分だけのプライベート空間であり、外では気にするような事も、そのほとんどを忘れて脱力して過ごしますよね。
人は意識の中で自分が認識していない五感的刺激を感じるとリラックスの真逆の反応である「気になる」という感情が動きます。その中で最も人が気にするのが「音」であるといえます。
自分の居住空間にない音がしたりすると、外の様子が気になったり集中力が低下したりとする事によって、ウィスパー現象と呼ばれる聞きたくない音ほど意識的に聞いて判断するという心理的作用があると言われています。
内窓を設置したエアコンも省エネルギーで静かに動くような落ち着いた室内にプラスして、外からの気になるような音も抑えられる防音効果は、室内での快適にとても大きな心理的作用をもたらします。また、内窓を設置すると外から見た場合に日中外の明るさによって、窓に映り込む景色が強くなり、外からもとても覗かれにくくなるので、気持ちのいい季節にカーテンを開けたり、心理的にも開放された気分で快適に過ごすきっかけになると思います。
ですから、その効果を最大に発揮するためにも、内窓プラストのような高機密な内窓を選ぶ事が最終的に満足度として感じられるのです。
春や秋などの屋外が快適温度の場合は少し内窓を開ける
内窓を設置した室内は、今まで通りの窓だけの状態と比べて、室内の機密性能が大きく向上しています。この状態をメリットして捉えれば、保温性が高く断熱性能が高いという高性能住宅の基本的な状態です。これを裏返して捉えてみると、屋外に対して屋内の内圧が上がり、気圧の原理で動く通気性は著しく落ちるので、エアコンをかけていない状態の室内は夏場の暑さをより保温してしまう事によって室内はより暑い不快な環境にもなります。
この事を逆断熱効果と言って、断熱性能が高いがゆえに通気性も低く、蒸し暑いというような状態となってしまうのです。 これを回避するには室内の内窓を少しでもいいので開放して従来の窓にあった隙間を取り戻し、夏であったとしても通気性を上げる事です。これは換気扇を回すのと同じ効果となります。
ですから、夏場屋内で過ごす時に熱中症などならないようにエアコンをつけない時は内窓を開放する、エアコンで涼しくする時は効果を高めるなど工夫をして過ごす事がポイントとなります。
内窓は商品選びよりも業者選び
私たちは様々なサービスを選ぶ時に、皆、それぞれが持っている自分の中の知識や、また「普通こうだよね」という認識をベースに色々選択していると思います。例えば食べ物でいうと単価の高い品物や有名なネーミングが付いていると、それを信頼して買ったりすると思います。
住まいという建築業界やリフォーム業界はその点最も選び方に難しさがあるという事をご存知でしょうか。なぜならほとんどの人がリフォームをしたという経験がなかったり、初めてという方がとても多いのです。
唯一イメージしやすい例で言いますと、腕の良い大工さんとそうではない大工さんという表現をすると、ほとんどの人はリフォームや家の建築の経験がなくても、それがどんな状態なのかイメージできるはずです。
その点、窓のリフォームというのは高度成長期以降、一番発展しなかった分野で、且つ窓の断熱性能の向上や、窓の高機密高断熱リフォームが普及しはじめたのは、ここ20年と言っても過言ではありません。
内窓を住まいに取り付けると、高機密になった事で高断熱が得られるという順番なのをご存知でしょうか。今までもペアガラスなどを使われてきた方は多い事でしょう。しかし、それらが装備された住まいでも高断熱な快適性能や電気代を抑えるような効果がなかったのは、高機密ではなかったという事なんです。
内窓を住まいに設置すると、窓から入る隙間風が減って、その時に組み合わされたガラスの断熱性能、遮熱性能、省エネが体感できるのであって、カタログの謳い文句だけを信じて安易に設置をしてしまったら、みなさまが今まで使ってきた窓となんら変わらない状態になるという事は真実なのです。
内窓製品には製品の機密性能に間違いなくグレードがあります。価格が低くDIYで設置可能というような製品は、ぴったり閉まるという感覚も、今住まいについている窓とさほど変わらないとも言えます。また更に、内窓をはめた後、安易に戸車を上げたりすると当然機密性能が下がるという事は、窓枠の精密な測定方法や取り付けの精度によって性能がバラつくという事なのです。
内窓を設置して得られる性能は何度もになりますが機密性能が上がらないと十分な効果が発揮されません。なぜなら隙間があると開いているのと同じような事となり、冷蔵庫の扉のようにピタッと閉まる状態を得る事が目的なので丸正屋にご依頼いただき、その製品毎のカタログ性能通りの工事を受ける事が何にも勝り重要です。
2023年なら補助金が充実しています
みなさまが感じていた家の快適性能に足りない部分のほとんどは内窓を取り付ける事で、その高機密性能が解決してくれます。また、内窓製品に備わっている十分な性能を発揮するために是非どこよりも経験と知識が豊富な丸正屋に相談していただき、我が家にはどの内窓が効果的か、また2023年一番の追い風である補助金制度を最大限使って今後の理想的な生活の為にベストな内窓工事を手に入れてください。
2023年のお得な補助金について詳しく説明しています内窓設置で夏場を快適に過ごす方法のまとめ
2023年の補助金制度はAランクSランクSSランクのように組み合わせるガラスによって、省エネ等級を設定していますが、これは内窓製品の差を含んでいない二重窓形式でのガラス性能をベースとした理論値です。丸正屋ではそれよりもさらに重要な3次元的理解の機密性能をベースにした省エネナビゲーションを独自の知識でご紹介することで、今お使いの窓にマッチするベストな選び方をご案内していますので、是非、私の住まいにはどんな基準で選ぶべきか?というご相談をしていただいて、補助金だけでない本当の快適性能を手に入れてください。