内窓が防音効果なしと言われる理由
私達、丸正屋では内窓を設置して防音効果がないとか工事前に説明していたよりも防音効果が弱りと言われた事がありません。 なぜかというと現地調査の段階からお客様のお悩みに十二分に耳を傾けその音の特性や伝わる経路をお客様に説明し、その情報を共有している為、工事後にお互いの感覚がズレるという事がないからです。
しかし、内窓を付けても防音効果が無いという事があるのだとすると、次のような事があると思います。
今気になっている音をデシベルなどの騒音計で測定して、それが内窓の性能分マイナスとなるという考え方。
弱い音も強い音も同じという風に捉えてしまって、すべての音が均一に減るという考え方の場合。
音が伝わる経路が窓以外から伝わるような音である場合。
その強い音が低音中心の場合。
そして一番、内窓で防音するのに懸念する事が内窓のカタログに書いてある説明だけを信用してしまう場合です。私たちが現地調査をしてご説明する場合に最も気をつけ慎重にご説明しているポイントとなります。
もしかすると、ここの部分を正しく解釈するだけでこのようなズレが無くなるのではと思いご説明していきます。
防音に効果がない内窓とは
防音に効果がない内窓とは消したい音の周波数を抑えられていない内窓です。それはどんな状態かというと、その音を伝えてしまう隙間がある状態と言えます。
内窓というのは今付いている窓の内側にもう一つの窓をつけて、窓の隙間を極限に無くすことで、音が通り抜けるスペースを小さくするものなので、もし防音に効果が無いのだとすると、選んでいる内窓が悪い可能性があると思います。
私達がご提供している高機密な内窓プラストは、本当にぴったり閉まるので隙間がありませんから、音が通り抜けることが出来ないので、極めて防音効果が高まります。 基本的に内窓を付けて効果がない場合や効果が低い場合とは、安価で簡単なものを選んでしまっているということがほとんどの原因ですので、高機密な内窓に付け替えることで防音効果が無いという事は100%ありません。
防音効果を得るために重要な隙間のない内窓
音の伝わりは隙間からが全てのスタートです。 防音効果の高い窓をイメージしていくと、ほとんど隙間が無い事、そして隙間が無いだけではなくて、動かないほどの安定感がある事、そして動かない為に何らかの圧力がかかっている事、これが隙間のない窓の理想的なイメージです。
防音効果を高める事に、真逆をイメージすると分かりやすいのですが、軽快に動く事や枠と窓の接点が小さい事や触れた気密パッキンに圧力がかかっていない状態は二次元的にしか閉まっていると言えません。これは耳栓のようなイメージなのですが、ギュッと詰め込んであるような状態が隙間のない窓なので、今の窓枠に3mm程度隙間や誤差があっても、そのまま取り付けても大丈夫というような製品は3mm×窓の全周にその隙間を残している事と同じなので、そもそもぴったり閉まる構造ではないのです。
隙間を無くすという事にこだわる防音性能が高い状態は、窓枠に誤差がないのは当然の話で簡単内窓製品は、防音効果の為につけるものでは無いと認識してください。
防音効果を得られる内窓とは?
防音効果を得られる内窓とはズバリ、内窓プラストです。なぜなら防音効果を得る為に隙間の無い内窓の理想は、できる限り隙間のない窓を選ぶしかないと考えている為です。
音を防ぐ為に窓を開ける人はいませんよね、音を防ぐ為に誰もが窓をギュッと閉めたいわけです。どの内窓を付けたとしても、そして同じようにギュッと閉めたとしても、窓の構造的な限界があるので、選ぶ段階から効果の出るものを選んでください。
内窓プラストは防音効果を高める為に枠と扉の接触面積がダントツで多く、そして閉まり切った時にブレにくい構造なので、クレセントと呼ばれる窓の鍵が不要な唯一の窓です。 内窓プラスト以外のすべての内窓はクレセントが付いていて、ズレないように引っ掛けてあります。このクレセントをキツくすれば防音性能が高まるわけではなく、窓が少しでもズレてしまったら開いているのと同じほど防音効果が下がりますから、もしかしたら内窓に防音効果なしと感じる方は、キチンと閉まっていないという可能性もあります。 ですから内窓プラストが防音効果を得る為には最適な内窓と言えます。
防音の効果を上げる為の施工とは
これほどまでに気密性能が高く、防音効果が期待できる内窓プラストですが、取り付けて調整する範囲の中で、内窓プラストの防音性能が100%発揮される範囲は狭いです。 もちろん戸車を調整したりするのですが、窓枠は場所によって寸法が違う為、そこに順応する為に戸車の調整を使ってしまうだけで、今できる100点満点から防音性能が下がっていきます。
また、ぴったり閉まるポイントが10箇所以上あるので内窓プラストをそれぞれの家でそれぞれの窓に100点満点の施工をした時に、100点満点に近い防音効果が得られる訳です。 内窓プラストは最高な窓ではありますが、条件が付きまして、最高な制度の高い工事をした時に最も優れた内窓プラストが完成します。
実際に施工されたお客様の反応
・十分な説明を受けたが予想を超える防音効果に驚いた
・結露対策で付けたのにペアガラスのはずがぴったり閉まったお部屋の静けさに驚いてしまった。
・分厚い防音用合わせガラスがこれほどまでにぴったり閉まった窓枠と一体化して防音効果に安心している。
・真ん中の重なり合う所まで完璧に仕上げられて、最高の内窓プラストが出来たと私たちでもわかる。
・この内窓プラストの仕上がりを見たら、子供の部屋に付いているプラマードUがおもちゃにしか見えない。
・樹脂窓でもこんなにぴったり閉まるんだと感激した。
・丸正屋が「防音ならプラスト以外おすすめできない」と言ったのが本当にわかった。
・インプラスと比べて窓を構成する部品とパッキンの多さに驚いた。
丸正屋の内窓設置の方針について
私たちが防音の相談を受けた時に、まず感じるのはお客様の防音のお悩みを解決したいという強い気持ちと、私たちが一番良い防音工事をできるという気持ちです。
私たちがいつもイメージするのは静かになった空間作りですので、ただ内窓を販売するや、内窓を取り付けるではなくて、その向こうにある満足したお客様の生活があります。 常にこだわって研究してきたのは、その目的があった事と、インプラスなどのカタログに書いてあるような40デシベル静かになるという表現が、実は音に悩む私たちの感覚とはズレている事です。
お客様のお悩みを解決するために、とても大切にしているのは現地を確認し、私たちがその音を分析してお客様にお伝えする事と、それぞれのお住まいに対してどこまで改善するのかを工事をする前から伝える事ができると確信しています。
そして内窓の工事を頼まれたのであれば、誰よりも最高の完成状態を提供したいという思いで採寸をする所からスタートしますので、どんなに手間がかかっても、その努力を惜しまず、レーザー距離計のような安易なものは使わず、私達の工事も静かになる大事な性能の一つとして取り組んでいます。
内窓は防音に効果なし?のまとめ
内窓に防音効果が無いと感じる事がありましたら、私たちにご相談ください。
防音効果が無いという意見は受け取る視点がズレていたり、カタログだけを見ている情報のイメージだったり、性能が低いタイプの内窓での評価に間違いありません。
まず状況に応じて、内窓枠をキチンと選ぶ事、そして最適なガラスを選んでお客様の窓の気密性能を高めれば、必ず良い効果が出ます。
防音対策だけは特に内窓の枠で決まってくるので、カタログの数字だけに頼らずお客様のお住まいに必要な内窓を選んで静かなお部屋を作ってください。