隙間風が気になる場合の対処法
私たち丸正屋が窓のお仕事をしていて1番と言っていいほどご相談が多いのが、実は窓の隙間なのです。
サッシの修理メンテナンス部門でも圧倒的にご相談が多く、今の窓の隙間をどうにかできるかや、パッキンの効果で改善できるか、そして窓のリフォーム部分では現在内窓の需要が高く、音や寒さの悩みの改善に実は一番重要なのはガラスではなく、サッシの隙間を抑えるという事です。
2024年現在、大手有名ハウスメーカーの売り上げ満足度ランキングに変化が起きていると、この業界の関係者から情報も入ります。従来の人気のある家は外見の豪華さや室内のおしゃれなインテリアなど、そのハウスメーカーがアピールする魅力が人気度に影響していました。しかし現在、建物としてC 値という建物に存在する隙間の量が住まいの快適性能に大きく関係する事が窓業界をはじめとする世の中への周知によって高気密を重視するハウスメーカーの人気と満足度が上がっています。
このように隙間という要素は窓際から感じる隙間風だけに止まらず、本当に快適性の高い住まいとはどんな物であるのかへ、影響を及ぼすのです。
従いまして、私たち丸正屋がお届けしている高機密な窓は高い防音性能と高い断熱性が室内の居住空間を変え電気代を抑える働きがあるのです。
隙間風が気になる場合の対処法は、ちょっとしたアイデアから始まります。代表的なものは窓のある部分から侵入する風に隙間テープを貼ったりする方法ですが場合により改善はしても、敏感な私たちが感じる隙間風感を抑えるところまでは到達しません。
なぜなら、アルミサッシは本来図面上でぴったりくるように設計されているので隙間テープを貼ると、そこが起点となり今まで無かった場所へ隙間を作るという副作用もある為です。
思い切った方法だと室内の窓枠全体へフィルムを貼り、封鎖してしまう方法もありますが、これは理想的な理論でも実生活上では継続が困難だったりします。更にカーテンなどを工夫して隙間風を減らす方法があったとしても、外から室内へ向かって気圧で流れる空気は堰き止める事ができないので、結果的にはカーテン下から空気は入ってきてしまいます。
このようにアイデアを駆使した様々な対策は、応急処置的で根本的な改善ができません。隙間風を最も抑える方法は、やはり内窓プラストのようなぴったり閉まる減圧効果の出るような窓を設置して扉がピタッと吸い付くように閉められたら、隙間風に気づく事が難しくなります。
窓から隙間風が入る原因
隙間風が入る原因は大きく分けて2つあります。1つめは屋外から建物内にかかる大気圧です。ドアや窓、屋根などによって閉ざされた室内で大気圧の圧力がかかる事によって空気が漏れ入ようとする力です。わかりやすく言うと水圧と似ています。2つめは24時間換気などによって常時空気が循環している為です。
建物には一種二種三種という換気システムがありますが、多くの場合で吸気が足りていない為、建物の構造的に密閉度の弱い箇所から風は入り込もうとします。それが窓なのです。
各お部屋の窓の鍵が閉まっていたとしても、枠と障子の隙間にあるパッキンは触れているだけで圧着していない為、そこにガタつきがあり空気は容易に通り抜けてしまいます。構造的にFIX窓のように隙間が存在しない窓とグレモン装置などでギュッと圧着される特殊な窓以外は、窓を挟んで人が会話できるほど隙間があります。ですから、窓から隙間が入る原因はこのような事と言えます。
本格的に隙間風を防ぐには内窓を付ける
隙間風の侵入を防ぐには空気が入っていきにくいという構造が必要です。それはリクシルやYKKとかではなく、空気が入る入り口が極めて狭く、入っていきにくい状態のことを圧力損失が高いと言います。例え話ですが、真っ直ぐな通路よりも曲がりくねった経路は圧力が損失して空気が入っていく力を失ってしまいます。このような構造を窓に持たせた時に隙間風が減っていく訳です。
今の窓の内側に内窓をつける事がそれに当たりますが、当然、内窓の種類や構造の違いによって、この圧力損失の優劣ができる訳です。
内窓プラストのように、こだわった構造とメカニズムでピタッと閉まる窓は圧力損失が高く音も外の空気も入れないので優秀です。逆にそれ以外の窓は内窓だったとしても圧力損失が低いので、今の窓と同じように以外に空気が抜けてしまえば音も冷気も入ってしまうというところに圧倒的な満足度の違いが出ます。
本格的に隙間風を防ぐ為には、内窓をつけるのですが、その内窓にもレベルの違いが大きいので、戸建てやマンション、また間取りや換気の種類によっても使い分ける必要があります。
内窓で隙間風を防ぐ時の必須事項
以前、新築マンションの方から相談がありました。そのお客様のバルコニーの窓だけ換気扇を回すと風切り音が聞こえるという相談で、マンションの管理組合と販売元が揉めているという相談でした。結論から言うとその問題となっているお客様の窓のみ、施工の精度が悪く、隙間を塞ぐゴムパッキンが均等に当たらないという事が最終的な原因でした。
つまり同じぴったりと閉まる窓だったとしても、工事の時に発生するクオリティの差が、その窓の性能ごと下げてしまうという事実です。これは窓だけに関わらず、建築業界、リフォーム業界全体で起きているバラつきです。
先ほどの説明のように、大気圧が大きくのしかかる窓は、そこが顕著に出ます。また、内窓のように後付けする商品は現状の窓枠相手に施工をする為、メーカーの言うような「簡単お手軽工事」で設置してしまうと完成した窓の状態はカタログの性能が出ない状態という事もあります。
現地で完成する窓だからこそ、また、防音面や断熱面で優れたガラスを使うからこそ内窓の施工業者は十分選ぶべきだと私たちは考えています。
丸正屋は内窓のプロです
インプラスやプラマードUのようなお手軽を基本とした商品の場合、取り付ける枠に幅も高さも対角線も3mmの誤差があっても設置可能!!注文の際は寸法誤差の一番小さいサイズで発注してくださいと書いてあります。
これは初めから、それぞれ3mmまでの隙間を残したまま取り付ける商品ですよという意味です。隙間風を蛇口から流れるお水に例えると最後の3mmは残りますという意味ですので、隙間風を防ぐという意味では、当然最も良い選択ではない事がイメージできると思います。
丸正屋はどの内窓を付ける場合でも簡単施工を重視してその猶予に頼る事なく、常に最善の工事方法を選んでいます。ですから同じ商品だとしても最も良い状態で設置ができるという事は、音も寒さも隙間風も一番満足度が高いという事の裏付けです。
水道の蛇口であれば最後までキュッと閉めた状態を目指しています。
窓はお部屋の快適性に大きく影響します
これはすべての人が頷いていただけると思いますが、壁がヒヤヒヤするという事は感じた事が無いはずです。隙間が生じる場所は開閉できるという構造に原因があるので換気システムを除けば、窓だけが主な原因となっています。
当然、吹き抜けや階段などによる室内の気流の変化はありますが、改善できる点は窓のみとなります。室内にいるのに上着を羽織る事やストーブの近くにいないと寒いという状態は、私たちの生活にとって大きなストレスとなります。
ですからどのようなお住まいであっても窓が改善する事が多方面へ影響が出ますので、高機密な窓にリフォームすると、今イメージしている以外のたくさんのメリットが得られますので、こだわりの一部屋からリフォームをご検討される事をおすすめいたします。
丸正屋にお任せ下さい
窓の専門店は各地にたくさんあります。同じ商品を取り扱っていたとしても私たち丸正屋は、どこに相談するよりも満足していただけるリフォームをお届けする事に自信があります。そのバックボーンは私たちがとても敏感で研究熱心である事から、お客様のお悩みが、私たちもイメージできるほど経験豊富である事、そして窓だけでなく室内の熱や空気の循環を考慮した場合に、リフォームをするとどれだけ快適になるかお伝えできる事にあります。
こだわり抜いているから当然、施工の精度にこだわり、一番良い状態で長年使える窓の施工にこだわっています。
ちょっとしたご相談からお客様の知識が増したり、窓を設置する事でお客様がいつもよりいい気分で過ごせたら、私たちもとても嬉しいと思っています。
隙間風の事もお気軽にご相談ください。