2014.01.22
複層ガラスの”U値(熱還流率)” その意味と効果
2枚のガラスの間に乾燥空気や断熱ガスの層を設けて、
1枚のガラスとなる複層ガラス(ペアガラス)。
新築一戸建てでは8年ほど前から普及率は90%を超えています。
しかし、窓の断熱性を上げるためのガラスであるのに、
性能は製品によって大きく異なります。
複層ガラスには1枚1枚メーカーのラベルが貼られていて、
そこにはガラスの構成や寸法、物件名などが記載されています。
そしてこのガラス(日本板硝子ペアマルチ)の場合、
右上に”U値”の数値が記入されています。”U値”とは”熱還流率”といい熱の伝わりやすさを表した数値です。
この数値が小さければ熱の伝わる量も少ないので断熱の効果が高いと言えます。
U値は片面がLow-E膜のあるガラスなのか無いガラスなのか、
中間層が乾燥空気なのか断熱ガスなのか、
中間層の幅は何ミリあるのかによって性能が変わっていきます。
ペアガラスだから断熱性能は十分、寒さも暑さもカットするとお思いになられている方が非常に多いのですが実は誤解です。
複層ガラス=ペアガラスといっても、一枚ガラスに比較した断熱性能は、1.6〜4.5倍まで実はピンキリ。
今お使いのペアガラスが、実はあまり効果のないタイプの可能性があります。
窓にお悩みがある場合、一度専門店の当社にご相談してみてください。
性能のいい複層ガラスへ入替えることで結露や寒さを解消出来ます。
複層ガラスが入っていても窓が寒いのでは意味がありません。
断熱性の高い複層ガラスへ入替えしませんか。
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