2012.01.10
戸車の交換工事 依頼するによって失敗することも その事例
戸車の交換工事にご訪問させて頂きました。
お伺いしたお客様の窓は3枚建ての窓でした。
左と中の障子は同じ戸車が使われており、右だけ違う戸車でした。
3枚とも同じ大きさの障子だったのですが、
右の戸車は左と中の戸車より小さいものでした。
小ささに加え、主に右を使用して出入りされていたようで劣化も早かったようです。
以前にも動きが悪くなり、他の業者で交換されたそうなのですが、
純正の戸車を使用せず、サッシに合わない戸車が使われてました。
無理やり取り付けたため、溝が広がってしまっていました。
その上、サッシに合わない戸車を使用し続けたことで、
レールを削り、変形させてしまっていました。
通常の戸車交換工事は純正の戸車に交換すれば、
スムーズに開閉出来るようになるのですが、
レールの損傷がひどく、戸車を交換しても開閉がうまくいきませんでした。
レールはところどころ潰れてしまっていて波打った状態でした。
そのため、レールを出来る限り平らになるように削って工事を行いました。
サッシメンテナンス工事でご訪問して、純正ではない戸車が使われていたため、
窓が重くなった、動かなくなったということはよくあるのですが、
レールがここまで悪くなってしまっているケースは初めてでした。
改めて純正部品の必要性を感じました。
戸車やクレセント(窓の鍵)など窓の機能部品は、
補修部品として製造されてから25年~30年程管理されています。
窓の動きが重くなった、ガタガタ音を立てて動くなどの場合は、
戸車が悪くなっているサインです。
窓を永く、安全に使うためにも早めの交換をおススメします。
Comment & Trackback