2012.09.01
内窓プラスト。こんな変則下枠でも取り付けできます!
こんにちは!!
丸正屋の中村です。
残暑厳しい毎日ですが、防音を目的とした内窓取り付け工事の御依頼が多く奮闘しています。
高防音の需要も高く、必然的に重量の重いガラスになるため、”暑さ!”と”重さ!”のダブルパンチですから夏場はキツイですね~。
今日は、内窓をご検討のお客様より取り付け条件のお問い合わせの多い、変則的な取り付け例をご紹介致します。
内窓取り付けの条件と言えば、窓枠(額縁とも言います)の奥行きです。
メーカー、製品によっても異なりますが、一般的には内窓取付の”有効奥行き”が70~80mm程度必要です。
この”有効奥行き”というは、”内窓を取り付ける事の出来るスペース”が上記寸法という事。
実際に窓枠が100mmあったとしても、アルミサッシの柱が50mm飛び出していた場合、100-50=50mm!!しかないと言う事になるのが注意点です。
またもう一つ、下枠を取り付ける点も注意が必要です。
通常は、フローロングであったり、窓枠であったり、重量のかかる下枠部はフラットであるのが鉄則です。
しかし、昨日工事にご訪問したお客様のお宅は、”内付けサッシ”という少し変わったアルミサッシが付いていたため、サッシの取り付け部と、フローリングとの間に、変わった窓枠部材が付いていました。
こちらを、ご覧下さい。アップ画像だと、まるで滑り台の様(笑)
これはサッシアングルの高さと、フロア高さの差につまづきにくくするための変わった収まりですが、過去にも何度か経験があります。
一般的なサッシ屋さんに相談すると、90%の確立で内窓は取付が出来ないとなる訳なのですね~。
内窓メーカーの収まり条件に”取り付け不可!!”と書いて有る代表例の様です。
でも、大丈夫。。
丸正屋では、このような変わった窓枠でも加工して内窓を取り付ける事が出来ます!
加工材を取り付けた画像ご覧下さい!
専用の寸法・重量強度も計算し、特性窓枠を設計・製作、そして取り付け。
これで、下枠がフラットになり、内窓を取り付ける条件が揃いました。
取り付けたのは、大信工業内窓プラストの引き違い窓です。
窓サイズは、幅2500、高さ1750の大きな窓に、12.8mmの防音合わせガラス仕様ですから、高重量タイプのHT型という特殊なタイプを使いました。
今回御依頼を賜りましたお客様は、防音窓だけではなく、室内に防音室を設置するほどのこだわりのお客様。
サックスの演奏もされるという事で、これで十分な防音対策ができたと喜んで頂きました!!
防音室を許可を頂いて、お写真を撮らせて頂きました。
・・・実は、防音室の裏にも腰高窓が。こちらも内窓プラストを外部よりお取り付け。
防音室に、内窓プラストのダブルショット!!
防音のモデルルームの様なお客様のお住まいでした。
T様、有り難う御座いました。